杜仲茶ダイエット

杜仲茶は、中国では「不老長寿の薬」としてはるか昔より大変親しまれてきました。味はほんのりと甘く、まろやかで比較的おいしいお茶です。
杜仲茶の原料は、中国に自生する杜仲（とちゅう）と呼ばれるトチュウ科の落葉樹です。樹皮は医薬品に用いられ、葉は健康茶（これが杜仲茶ですね）に使用されています。
また、杜仲の樹皮や枝を折ったり葉をちぎると、白色乳液にじみ出てくることがわかりますが、この乳液は、“グッタペルカ”と呼ばれ、天然ゴムとして利用されます。
杜仲は寒冷地でも育つ天然ゴムの産出木としても知られています。
このように杜仲茶ダイエットをはじめとして、幾多の効能・効果が認められ、利用価値が非常に高いのが杜仲なのですね。

杜仲茶ダイエットに有効な成分として“ゲニポシド酸”の含有があります。
ゲニポシド酸の効能として、体内の脂肪やコレステロールの再吸収を阻止し、体内の脂肪分を減少させる効果があるとされています。また、ダイエット中の疲労回復にも効果があるとされているので、エクササイズとくみあわせて飲むなど、まさにダイエットを志す方にはまたとないお茶なのですね。
さらに、杜仲茶には人間の健康維持に大きな役割を持つ鉄分や亜鉛などの微量元素が豊富に含まれています。この他にカリウム・カルシウム・マグネシウム・各種ミネラル成分・ビタミン類をも含んでいます。
健康維持にはミネラルが欠かせないもので、ミネラルは身体の中に溜めておくことができない物質ですから毎日、補給することが重要です。杜仲茶ダイエットで毎日杜仲茶を飲めば、これらミネラル群も無理なく摂取できるというものです。

杜仲茶ダイエットの効能として、杜仲茶ダイエットのみでなく“メタボリックシンドローム”の改善に効果があると言われています。
杜仲茶には、内臓脂肪の蓄積を抑える「アディポネクチン」と呼ばれる成分を増加させ、メタボリックシンドロームを総合的に解消する作用があるということのようです。また、杜仲茶を飲むことで、身体の新陳代謝が活発になり、その結果、生活習慣病の予防にもつながるとされます。

杜仲茶の茶葉を急須に入れてお湯を注いで５分程抽出すると杜仲茶の出来上がりです。
ティーバックの場合でも同じようで大丈夫でしょう。でも、一応説明書を読んでくださいね。
濃い杜仲茶をお望みの場合は、杜仲茶の茶葉を多めに、抽出時間も長めにすると良いでしょう。
要領は通常の緑茶（日本茶）を入れるのと同じですから、あとはご自身の好みに合わせた濃さの杜仲茶をお作りください。これを飲めば、その時点から“杜仲茶ダイエット”の始まりです。
※できあがった杜仲茶は、残念なことに日持ちしません。作り置きをする場合でも１日分程度とし、早めに飲み終わるようにしてください。

杜仲茶は毎日続けて飲むことがポイント！

杜仲茶はあまりクセがなくて、サラッとした飲み口なので、小さい子供さんからお年寄りまでお飲み頂けます。　またノン・カフェインなので就寝前に飲んでも大丈夫。
この杜仲茶に薬効を期待するには､多少濃い目にしたほうがよいといいしたが､できれば飲む量も１日にコップ５杯分以上を目安に飲んでみて下さい。　
杜仲茶ダイエットは何らかの効果の即効性があるものではありません。杜仲茶をちょっと飲んですぐに何の効果もないからということで､杜仲茶ダイエットを途中でやめてしまわず､できれば数ヶ月毎日続けてお飲みになることをお奨めします。

※杜仲茶には「カリウム」が含まれていますので、医師からカリウムの摂取制限を受けている方は、杜仲茶を飲用する前に、まず医師にご相談ください。

非常に手軽！
杜仲茶ダイエットは、杜仲茶を飲むだけですから非常にお手軽であると言えます。通常お飲みになっている日本茶や缶コーヒーなどの清涼飲料水を「杜仲茶に切り替える」だけで杜仲茶ダイエットの世界になるのですから、やってみるしかないですね。

残った杜仲茶も再利用できる！
杜仲茶の茶葉（樹皮）は煮出しても有効成分が残っています。そこで、その茶葉（樹皮）をお風呂に入れることで、杜仲茶ダイエット風呂の出来上がり。これで杜仲茶ダイエットの効果とともに、身体の外から簡単に浸透させることができるのですね。簡単なひと手間で杜仲茶ダイエット、お肌はすべすべになり、一石二鳥です。

さらに残った茶葉（樹皮）を再利用！
杜仲茶ダイエット風呂を堪能した後の茶葉（樹皮）をさらに再利用。残った茶葉（樹皮）をほぐして、花瓶の水や植木の中に混ぜてみましょう。煮出した後でも杜仲茶の茶葉（樹皮）には、植物の発育を促進させたり、養分の吸収を高める効果がまだ残っています。これで、杜仲茶ダイエットは一石三鳥ですね。